三浦大輔さんと奈々さんが「ノートルダム盛岡」を訪ねたのは、オープン前。新しい式場で、ここで挙げた友人知人がいなかったから。実際に見学をして、岩手にないスタイルが気に入ったという。
　「あまりかしこまった式にせず、楽しい式にしたい」と、さまざまな趣向を用意。ウエルカムボードや席札を手づくりしたのはもちろん、ふたりともテレビ局関連に務めていることからフォトムービーも手づくり。力作にゲストも熱心に見入っていたとか。
　最も盛り上がったのが、ふたりのウエディングケーキのカット＆ファーストバイトの後に、サプライズで両親がお互いにケーキを食べさせ合ったとき。突然のことで一瞬、とまどった両親も最後は新郎新婦に負けないくらいのノリの良さで食べ、会場の笑いを誘ったという。ほかにもサプライズをちりばめ、終始、ドキドキとワクワクの連続。
　「もう一回、やりたりくらい楽しかった」と奈々さん。
　無事に挙式と披露宴を終えたふたりが今思うのは、「今度はゲストとして呼ばれたい」ということ。オープンしたばかりの式場だから最初は不安があったけれど、打ち合わせを重ねるたびに楽しさがいっぱいに。
　当日にうれしかったことがある。一番はゲストがみんな来てくれたこと、笑って楽しんでいってくれたこと。そして、支配人や全プランナー、介添人、ヘアメイクの人など、全てのスタッフのメッセージが書かれた色紙をもらったことだ。
　「今度、式を挙げた人たちを呼ぶ『サンクスパーティ』があるのですが、それに出席するのが楽しみなんです」