ドレス選びは新婦にとって最大の楽しみ。体型などのコンプレックスをカバーするドレスもあるので、スタッフと相談しながら最高の一着を見つけよう。
<ショップ巡りのポイント>
スムーズなアドバイスを受けるために、ショップの担当者には、挙式日や会場の雰囲気など、なるべく多くの情報を伝えるように。また、靴の試着も考えて、肌色か白のストッキングを用意するのも忘れずに。
ドレスを試着した際は必ず撮影を。正面、バックスタイル、サイドと、あらゆる角度から撮影しておこう。ただし撮影不可のショップもあるので、事前に確認を。カウンセリングと試着で、1軒につき1時間30分~2時間程度の滞在時間になるはず。1日に2~3軒は巡れるようにスケジュールを組むと効率的。
<体型別ドレス選びのポイント>
理想のドレスと似合うドレスは意外と異なるもの。試着に臨む前に、自分の体型に似合うドレスシルエットを頭に入れておきましょう。
<体型の悩みカバー術>
体型にまつわるコンプレックスも、ポイントを押さえることで解消できる。解消法を学んで、美しい花嫁姿を手に入れよう。
◆太い二の腕
すっきりとした襟ぐりとパフスリーブのコンビでカバー。袖にフリルをあしらったものや、袖口がV字にカットされたデザインもスリム効果は抜群。長袖も半袖も、腕にフィットしすぎるタイトなデザインはNG。大胆にビスチェやノースリーブを選び、露出するのもおすすめ。気になるのであれば、ショールやグローブを組み合わせてもOK。
◆太いウエスト
ウエストにV字の切り替えがあるドレスがおすすめ。トップとボトムで素材感を変えれば、さらに効果的。ボレロやオーバーブラウスなどもウエストをほっそりと見せる効果がある。腰のくびれを強調したいなら、ボトムにボリューム感のあるデザインを選んでみて。
◆ぽっこりお腹
バストの下からウエスト部分にギャザーがあしらわれ、そこから流れるように広がるシルエットが、気になるお腹をカバー。また、スカート部位が二重構造になっているオーバースカート付きのドレスもおすすめ。
◆顔が大きい
顔と胸元の距離を作ることで、小顔に見える効果が期待できる。広めに開いたラウンドネックやVネックがおすすめ。アクセサリーをシンプルにまとめるのもコツ。ボトムにボリュームのあるシルエットを選んだほうがより小顔効果が期待できる。
◆貧弱なで肩
肩にモチーフがあるものやパフスリーブなど、肩にボリュームがあるデザインがおすすめ。なで肩の人は、肩パッドを利用する奥の手もあるので、ドレス選びの際、スタッフに相談を。
<試着時のチェックポイント>
試着時には、ドレスが自分のボディラインにきちんとフィットしているか、慎重に見極める必要がある。主なチェックポイントは以下の6つ。
◆首まわり
動いた時に胸元が浮くなど、ドレスが体から離れしまうものはNG。ヘアスタイルのイメージとも合わせてチェックを。
◆袖
肌に食い込む感覚や、動いた時に窮屈さを感じたら、体に合っていない証拠。袖から指2本分が入るゆとりのあるものがベスト。なお、教会などの厳粛な式では長袖が正式。
◆胸まわり
正面から見て、胸に縦ジワができる場合はサイズが大きく、横にシワが出きれば小さいという証拠。体にジャストフィットなサイズを選びなおして。
◆ウエスト
ベストサイズかを見極める方法は、ウエスト部分の両脇を指でひとつまみできるかどうか。横ジワができたり、座った時に窮屈さを感じる場合は、サイズが小さいということ。
◆裾
裾丈は式や会場の雰囲気に合わせて選ぶのがベスト。厳格な挙式にはフルレングス、カジュアルなパーティにはミディ丈やミニ丈をセレクトするのもおすすめ。フルレングスの場合、ヒールを履いた状態で裾が床上2㎝程度であれば歩きやすい。
<カラードレス選びのポイント>
新婦がお色直しで着用するカラードレス。新婦は自分に似合うカラードレスを見つけるためにも、本当に似合う「色」に気づくことが大切。カラーコーディネーターのアドバイスが受けられるショップも多いので、賢く利用しよう。
アフタヌーンドレス、イブニングドレス、どちらにしても、自分の顔色が明るくなる色味のものを選ぶように。会場の雰囲気を考慮して選ぶのも無難な方法。一般的に日本人の肌には、淡色系が似合うと言われている。
<ブライダルインナーについて>
ウエディングドレスを美しく着こなすために欠かせないのが、ブライダルインナー。バストの形をきれいに整えてくれるロングブラ、ウエストのくびれを美しく見せてくれるウエストニッパーなど、たくさんの種類がある。ブライダルインナーを着けないと、ドレス姿の美しさを最大に引き出すことができないので、必ず購入して。
<ポイント>
●下着を選ぶ時には、ウエディングドレスのデザインが大きく関わってくる。胸元や背中が大きく開いたタイプのドレスなら、下着が見えてしまうことがないように注意して。
●ボディラインをきれいに整えてくれるものなので、ウエスト、背中、ヒップ、バストなど体のどこを重点的に補いたいかを購入前に検討して。
●結婚式当日にいきなり身に着けると窮屈に感じることも。普段から時々着用し、下着に慣れておこう。
<ドレス小物について>
ドレスが決定したら、次に決めるのはドレス小物。ドレスショップなら、ティアラやクラウンなどのヘッドドレスをはじめ、ベール、靴、ドレスインナーなど、デザイン豊富に揃っているはず。パックプランで衣裳を手配する場合、レンタル料金の中にドレス小物がどこまで含まれているか、確認しておこう。
<サムシングフォーについて>
サムシングフォーとは、欧米の結婚式におけるジンクスのこと。以下の4つのアイテムを、結婚式当日に身につけると幸せになると言われている。
Something Old サムシング オールド
先祖代々伝わるものや、家族から譲られた宝飾品を身につけて伝統や祖先を敬う。祖母や母親が着ていた婚礼衣裳やドレス小物を使用するケースが多い。
Something New サムシング ニュー
新しいスタートを示す。新調したものなら基本的に何を身につけてもよいが、白のシューズやグローブなど、白いアイテムを用意するのが一般的。
Something Borrowed サムシング ボロウ
友人や隣人との縁を表す。幸せな結婚生活を送る友人や隣人から、ハンカチやアクセサリーなどを借りて身につけ、その幸せにあやかろうというもの。
Something Blue サムシング ブルー
聖母マリアのシンボルカラーである「青」を、目立たないところに身につける。青いリボン付きの白いガーターを用意するのが一般的。
<アイテムの種類とポイント>
小物のあしらい方によって変化するドレスの印象。披露宴のテイストに合っているか、自分をどのように演出したいのか、イメージを膨らませ、トータルバランスを考えながら選んでいくように。
【ベール】
教会式では必須のアイテム。ベールは長いほど格調高いとされているが、式の雰囲気、バージンロードの広さなどのバランスも考えて選ぶようにしよう。また、チュールやレース素材など、ドレスの素材との相性も考慮して。
【ヘッドドレス(アクセサリー)】
ティアラ、カチューシャ、生花など、ドレス姿に華やかさを添えるアイテム。バリエーションが豊富なので、1着のドレスで通す場合にも、ヘッドアクセサリーにより違った雰囲気を演出できる。
【アクセサリー】
最近では真珠のみならず、ダイヤモンドなどを着ける新婦も増えている。ネックレスやイヤリングなど、ドレスの雰囲気に合わせて選んで。
【靴&バッグ】
ドレスの共布を張った靴やバッグを合わせると、ドレス姿がいっそう際立つ。靴のヒールは3~7㎝が基本。ドレスの丈や、新郎とのバランスも考慮して選ぶようにしよう。
【グローブ】
手首丈のショートグローブや二の腕までのロンググローブなど、ドレスのデザインに合わせて選ぶように。白のサテン地のものが一般的。