ドレス選びのポイントは、会場の雰囲気、体形にマッチするシルエットやデザインを見つけること。さらに、パートナーとの衣裳バランスも意識すれば、ドレス姿はより美しくなる。最低でも、式の3ヵ月前にはドレスを決定できるようなスケジューリングを心がけて。
<シルエットの種類と特徴>
シルエットにより、ウエディングドレスの印象は大きく変わってくるもの。見た目の雰囲気や体形などを考慮して、ドレスのシルエットを検討してみよう。
【プリンセスライン】
ウエストをキュッと細く絞り、腰から裾に広がった釣鐘型のようなラインが特徴的。
クラシカルかつ品のある華やかさを演出できる。
【Aライン】
上半身が小さく、裾に向かって広がるラインが、アルファベットの「A」のような形。デザインによって印象が変わる万能シルエット。
【スレンダーライン】
すっきりとしたシルエットで、縦のラインを強調。
垢抜け感があり、世代を問わずおしゃれな花嫁に大人気。
会場が広い場合は、寂しい印象にならないか会場とのバランスも見極めて。
【マーメイドライン】
人魚の尾びれのように広がったひざ下のラインが特徴的。
くびれが強調された女性らしいシルエット。
【エンパイアライン】
バスト下から裾にかけて、ゆるやかに広がるラインはかわいらしい印象。
シンプルだからこそ、素材にはこだわって、高級感を演出したい。
【ミディ・ミニ丈】
ひざ下、ふくらはぎ丈のすっきりとしたデザイン。
ガーデンやカジュアルな披露宴にぴったり。
<素材・デザインの種類と特徴>
【素材の種類と特徴】
◆タフタ
シルクの平織りで、色は品のあるオフホワイト。軽い素材で程よい張りもあり、
ドレープなどの陰影を美しく作る。直線的なラインを作るのにも適している。
◆レース
シンプルなドレスも華やかな印象に彩るレース。
繊細なリバーレースと重厚感のあるケミカルレースとに別けられる。
◆シルクサテン
上品な光沢となめらかな手触りが特徴。厚手のものが多く、その独特の素材感は
どんなシルエットのドレスも気品のある一着に仕上げる。
◆チュール
張りのある、網状の薄手の布地で、シワになりにくく、ボリュームを出したい時に
用いられる。華奢な体型をカバーする効果も抜群。
◆オーガンジー
薄く透きとおった張りのある布地で、硬い手触りと弾力性が特徴的。布地を重ねるごとに
軽やかで可愛らしいシルエットを作り出す。
◆シャンタン
上品な張りと控えめな光沢が特徴で、大人っぽい雰囲気のドレスにぴったり。
【ネックラインの種類と特徴】
◆ラウンドネック
表情を柔らかく見せてくれるウエディングドレスの定番ライン。
開きが深いものは首を細く長く見せ、開きが広いものには小顔効果が期待できる。
◆アシンメトリー
ワンショルダーなど、左右非対称なデザイン。
顔まわりをすっきりと見せ、大人の女性を演出することができる。
◆ビスチェ
鎖骨や胸などを強調し、女性ならではの美しさを演出してくれる。
肩幅が広い人は露出することでコンプレックスをカバーできる。
◆オフショルダー
両肩を出し、大きく開いたネックラインが特徴。
大胆な露出で、首と肩のまわりがすっきりとし、顔を小さく見せる効果がある。
◆Vネック
ネックラインがV字形に開いたデザイン。首周りをスッキリと見せる効果がある。
◆ハイネック
デコルテから首までを隠すスタイル。デコルテ部分がレースなど透ける素材であれば、軽やかな印象も演出できる。
【スリーブラインの種類と特徴】
◆パフスリーブ
フワッと膨らんだラインが、なで肩、二の腕の悩みなどをカバー。
かわいらしさを引き出してくれる、人気のデザイン。
◆アメリカンスリーブ
首から袖の下までを斜めにカットしてあるデザイン。
二の腕を露出するのに抵抗のある新婦は、長いグローブと合わせても◎。
◆パゴダスリーブ
袖先に向かって段々と広がっていく個性的なデザイン。
二の腕と手首を細く見せてくれる。
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