結婚が決まったら、ふたりの親に結婚の挨拶を。まずは男性が女性の実家を訪問するのが一般的。女性のご両親から結婚の許しがもらえたら、女性が男性宅を訪問する。
<準備のポイント>
ポイント1
自分の両親に、結婚したい相手がいることを事前に伝えておこう。さらに、お互いに相手の家族環境や人となりを親に話し、理解を深めておくことも忘れずに。
ポイント2
ふたりの間で、お互いの両親の好みなどの情報交換をしておくようにしよう。
ポイント3
挨拶に行く日時は、先方の都合に合わせて。時間的には14~16時頃がベスト。食事時は避けるのがマナー。
ポイント4
手土産の用意も忘れずに。相手の両親の好みを事前に確認し、それに合った和洋菓子、お酒などを選びましょう。その際、相手の家の近所で買うのはNG。
<当日の流れと注意点>
1.家に到着
早く着きすぎると相手が迷惑することも。早くても約束の5分前位、できるだけ時間通りの訪問を心がけて。コートを着ているときは、玄関前で脱いでおくように。
2.玄関先で挨拶
迎える側の女性または男性が親に相手を紹介して。紹介されたら、きちんと名を名乗り、「今日はお時間をとっていただいてありがとうございます」とお礼を言う。上がる時は、脱いだ靴を揃え、脇に置くように。
3.部屋で手土産を渡す
部屋に通されたら、入り口に近い場所(下座)に座るのがマナー。座ったら、手土産を渡す。
4.本題に入る
できるだけ早めに本題に入るようにして。「○○さんとの結婚を許していただけないでしょうか」などと伝えるのが◎。男性宅の場合は、男性から自分の両親に「○○さんと結婚します」といい、女性は「これからどうぞよろしくお願いします」と挨拶をして。
5.歓談する
相手の子どもの頃のことについて両親に質問するなど、コミュニケーションを上手に取るように心がけて。
6.帰宅する
1時間~1時間半で帰る心づもりを。もし、食事を勧められたら、まずは辞退し、再度勧められたらお礼を述べて、食事をいただくように。女性は手伝う姿勢を見せるように。
7.帰宅後
自宅に着いたら、お礼の電話を入れるようにしよう。2~3日以内に、ハガキのお礼状を出すとより丁寧な印象。
<服装>
服装は清潔感が第一。セミフォーマルのきちんとした服装を心がけて。
●男性/スーツ・ネクタイを着用して。ブレザーでもOK。家に上がるので、靴下にも気をくばるのを忘れずに。
●女性/ワンピースやスーツなどがおすすめ。アクセサリーは控えめにし、ナチュラルメイクを心がけて。靴はパンプスで。