<見積り表の見方とポイント>
算出される費用の中には、ゲストの人数によって変わる「変動費」、ゲストの人数関係なく変わらない「固定費」がある。
【変動費】
料理、飲物、ゲストテーブル装花、招待状、席札、引出物など。
【固定費】
挙式料、衣裳、ヘアメイク、ブーケ・ブートニア、メインテーブルの装飾など。
【見積り表例】
1)挙式日/2009年○月○日 ○時挙式、○時ご披露宴
2)人数/70名
項目 単価 数量 小計
3)料理 12,600 70 882,000
4)飲物 3,150 70 220,500
5)ウエディングケーキ 735 70 51,450
6)宴席料 840 70 58,800
7)控え室 15,750 2 31,500
8)サービス料(上記3~6の10%) 124,425
9)挙式料(教会式) 262,500 1 262,500
10)メインテーブル装花 52,500 1 52,500
11)ゲストテーブル装花 5,250 9 47,250
12)ケーキ装花 15,750 1 15,750
13)招待状 525 60 31,500
14)席札 210 68 14,280
15)メニューカード 210 70 14,700
16)芳名帳 3,150 1 3,150
17)記念写真 21,000 3 63,000
18)新婦衣裳(洋装) 157,500 2 315,000
19)新郎衣裳(洋装) 84,000 1 84,000
20)美容着付(新婦) 42,000 2 84,000
21)介添料 15,750 1 15,750
22)引出物 3,100 68 210,800
23)引菓子 1,050 68 71,400
24)ペーパーバッグ 315 68 21,420
25)司会者 84,000 1 84,000
26)音響照明 21,000 1 21,000
27)合計 2,780,675
【1~27の見積り項目のポイント】
1)挙式日
記載されている日付の見積りとなる。日取りが変われば見積りも変わってくる。
2)人数
新郎新婦も含めた人数が記載される。
3)料理
指定がない限り、最低ランクの料理の料金で計算するのが一般的。
4)飲物
料理同様、指定しなければ最低ランクで計算される。フリードリンクが希望なら事前に伝えておこう。
5)ウエディングケーキ
生ケーキで見積られることが多く、その場合「招待人数×1名単価」で計算される。
6)宴席料
披露宴会場を借りる料金。会場によっては「会場使用料」として、人数に関係なく一定の室料の場合も。
7)控え室
挙式・披露宴が始まる前に、ゲストが使用する待ち合い室の借用料金。
8)サービス料
料理、飲物、ケーキ、宴席料の総合計にかかる料金。10%くらいが目安。音響照明料、装花代などにもサービス料がかかる会場もある。
9)挙式料
教会式や神前式など、希望の挙式スタイルの一式の料金。装花など、一式に含まれているものを要チェック。
10)メインテーブル装花
新郎新婦のテーブル席(高砂席)に飾られる花の料金。
11)ゲストテーブル装花
ゲストのテーブルに飾る花の料金。円卓・長卓など、テーブルの大きさや数によって手配する花の分量も異なる。
12)ケーキ装花
ウエディングケーキの周りに飾られる花の料金。ケーキのサイズによって、料金も変動する。
13)招待状
同居している家族や新郎新婦の数は差し引いて、必要な人数分で見積もうように。(宛名書き(筆耕料)や切手代は別)
14)席札
ゲストの座る席を示す、名前が書かれたカード。新郎新婦以外の人数分で計算。
15)メニューカード
披露宴時の料理の内容が書かれたカード。すべての人に用意する。
16)芳名帳
受付でゲストに名前を記入してもらうノート。新郎新婦で用意するケースも。
17)記念写真
挙式後にスタジオで撮影する、両家の記念撮影にかかる費用。3カット分で計算されるのが一般的。
18)新婦衣裳
洋装2点など、種類と着数を指定しておこう。初回の見積りでは、最低ランクの金額で計算するのが一般的。
19)新郎衣裳
新婦衣裳と同様、式服の種類と着数の指定をしておく。
20)美容着付
衣裳の点数に準じて計算されるヘアメイク、着付の料金。基本的に美容着付は新婦のみで、新郎の着付は含まれていない。
21)介添(アテンド)料
挙式・披露宴中、新婦に付き添ってお世話をしてくれる人の人件費。
22)引出物
ゲストへ渡す引出物の料金。初回の見積りでは、「招待人数×一律料金」で計算される。
23)引菓子
引出物とともにゲストへ渡す、持ち帰り用のケーキや和菓子。内容により金額は異なる。
24)ペーパーバッグ
引出物と引菓子を入れる紙袋も、基本的に有料となる。
25)司会者
披露宴の司会をプロに依頼した場合の料金。
26)音響照明料
披露宴会場の音響照明にかかる設備代と、それを操作する人の人件費。
27)合計
初回の見積りは、「最低価格」と思ったほうがよい。この段階では、演出などの具体的な要素がプラスされていないので、最終的な費用は、より高くなるもの。