<結納の段取りスケジュール>
結納は、結婚予定時期の3~6ヵ月前に行うように。準備はさらにその2~3ヵ月前にスタートを。
3~2ヵ月前
●日時・場所を決める
●費用分担を決める
●会場・料理を予約する
●婚約指輪・記念品を準備する
↓
~1ヵ月前
●結納金・結納返しを準備する
●結納品を準備する(新郎側)
↓
1週間前
●仲人への謝礼を準備する
●手土産を準備する
●当日着る服をチェックする
↓
結納当日
<日取りについて>
結婚予定時期の3~6ヵ月前の大安、先勝、友引に行うのが一般的。午前中に結納をし、昼に会食をするのがよい。
<会場について>
両家が会する結納を行う場合は、会場を決める必要がある。料亭、レストラン、ホテルなどの個室が一般的。両家の好みを確認して、料理を事前に予約するように。
<結納金について>
結納金は「金包」「金宝包」などと呼ばれる結納品のひとつ。男性から女性への結納金の表書きは「御帯料」とし、女性から男性への結納返しの表書きは「御袴料」とするのが一般的。結納金の相場は100万円前後。しかし、金額はエリアによる違いもあるため、それぞれの状況に応じて判断して。女性側からの結納返しとして、関東では結納金の半分を、関西では結納金の1割を返す習慣があるので、新郎側から送られる金額を前もって把握しておこう。新郎側から「お返しはなしで」と言われたら、「ご縁がありますように」という意味で、5のつく数字、例えば結納い金が50万円なら5千円を、100万円なら5万円を入れてお返しして。先方には前もって「ご縁がありますようにという意味で5千円を入れました」と伝えておこう。
<目録の中書について>
目録は、結納品のすべてを箇条書きにして、日付や名前に「幾久敷くお納めください」という言葉を添えた書状のこと。結納金の名称は「御帯料」となるが、地域によって異なる。
関西式では「目録」ではなく、「茂久録」と表記することが多い。結納金の名称は「小袖料」となりますが、地域によって異なる。九州式では、御知家(お茶)、家慶鯛(御鯛)などが追加される。
<受書の中書の書き方>
受書は、結納品の品目を書き、「確かに受け取りました」という言葉を記して新婦側から新郎側へ渡す書状のこと。結納品の内容が分かっている場合、結納品の内容が分からず、目録がある場合、結納品の内容も、目録の有無も分からない場合によって、受書の中書は変わってくる。
<家族書・親族書の書き方>
両家の家族・親族を紹介するために取り交わすもので、要望があれば両家それぞれが用意するようにする。家族書は、年長者から祖父母、父母、兄弟姉妹を書き、最後に本人名を書く。親族書は、父方の年長者より記入し、父方母方それぞれ3親等まで書きます。本人の姉妹が嫁いでいる場合は、親族書の最後に記入。父母より年上の人には「伯父」という字を使い、年下の人には「叔父」という字を使う。