新婦のウエディングドレスを検討・計画する  基礎知識

投稿者: | 2017年8月4日

ドレス選びのポイントは、会場の雰囲気、体形にマッチするシルエットやデザインを見つけること。さらに、パートナーとの衣裳バランスも意識すれば、ドレス姿はより美しくなる。最低でも、式の3ヵ月前にはドレスを決定できるようなスケジューリングを心がけて。

<シルエットの種類と特徴>

シルエットにより、ウエディングドレスの印象は大きく変わってくるもの。見た目の雰囲気や体形などを考慮して、ドレスのシルエットを検討してみよう。

【プリンセスライン】

ウエストをキュッと細く絞り、腰から裾に広がった釣鐘型のようなラインが特徴的。
クラシカルかつ品のある華やかさを演出できる。
 

【Aライン】

上半身が小さく、裾に向かって広がるラインが、アルファベットの「A」のような形。デザインによって印象が変わる万能シルエット。
 

【スレンダーライン】
すっきりとしたシルエットで、縦のラインを強調。
垢抜け感があり、世代を問わずおしゃれな花嫁に大人気。
会場が広い場合は、寂しい印象にならないか会場とのバランスも見極めて。
 

【マーメイドライン】

人魚の尾びれのように広がったひざ下のラインが特徴的。
くびれが強調された女性らしいシルエット。
 

【エンパイアライン】

バスト下から裾にかけて、ゆるやかに広がるラインはかわいらしい印象。
シンプルだからこそ、素材にはこだわって、高級感を演出したい。

【ミディ・ミニ丈】

ひざ下、ふくらはぎ丈のすっきりとしたデザイン。
ガーデンやカジュアルな披露宴にぴったり。

<素材・デザインの種類と特徴>

【素材の種類と特徴】

◆タフタ

シルクの平織りで、色は品のあるオフホワイト。軽い素材で程よい張りもあり、
ドレープなどの陰影を美しく作る。直線的なラインを作るのにも適している。

◆レース

シンプルなドレスも華やかな印象に彩るレース。
繊細なリバーレースと重厚感のあるケミカルレースとに別けられる。

◆シルクサテン

上品な光沢となめらかな手触りが特徴。厚手のものが多く、その独特の素材感は
どんなシルエットのドレスも気品のある一着に仕上げる。

◆チュール

張りのある、網状の薄手の布地で、シワになりにくく、ボリュームを出したい時に
用いられる。華奢な体型をカバーする効果も抜群。

◆オーガンジー

薄く透きとおった張りのある布地で、硬い手触りと弾力性が特徴的。布地を重ねるごとに
軽やかで可愛らしいシルエットを作り出す。

◆シャンタン

上品な張りと控えめな光沢が特徴で、大人っぽい雰囲気のドレスにぴったり。
 

【ネックラインの種類と特徴】

◆ラウンドネック

表情を柔らかく見せてくれるウエディングドレスの定番ライン。
開きが深いものは首を細く長く見せ、開きが広いものには小顔効果が期待できる。
 

◆アシンメトリー

ワンショルダーなど、左右非対称なデザイン。
顔まわりをすっきりと見せ、大人の女性を演出することができる。
 

◆ビスチェ

鎖骨や胸などを強調し、女性ならではの美しさを演出してくれる。
肩幅が広い人は露出することでコンプレックスをカバーできる。
 

◆オフショルダー

両肩を出し、大きく開いたネックラインが特徴。
大胆な露出で、首と肩のまわりがすっきりとし、顔を小さく見せる効果がある。
 

◆Vネック

ネックラインがV字形に開いたデザイン。首周りをスッキリと見せる効果がある。

◆ハイネック

デコルテから首までを隠すスタイル。デコルテ部分がレースなど透ける素材であれば、軽やかな印象も演出できる。

【スリーブラインの種類と特徴】

◆パフスリーブ

フワッと膨らんだラインが、なで肩、二の腕の悩みなどをカバー。
かわいらしさを引き出してくれる、人気のデザイン。
 

◆アメリカンスリーブ

首から袖の下までを斜めにカットしてあるデザイン。
二の腕を露出するのに抵抗のある新婦は、長いグローブと合わせても◎。
 

◆パゴダスリーブ

袖先に向かって段々と広がっていく個性的なデザイン。
二の腕と手首を細く見せてくれる。
 

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