エンゲージリングについて

投稿者: | 2017年8月4日

エンゲージリングとは、男性から女性へ婚約の証しに贈る指輪のこと。結納や顔合わせの場でお披露目できるよう、挙式の1年前~8ヵ月前までに指輪をオーダーしているケースが多い。手配方法により異なるが、仕上がるまでに1~3ヵ月はかかるので、いつまでに必要か、スケジュールを逆算して下見に出かけて。購入場所は、百貨店やブランドショップ、ブライダルジュエリー専門店など。また、好きなショップで、デザインからすべてオーダーするのも◎!デザイン性の高い、世界にひとつだけの指輪を作ることができるので、おしゃれな花嫁に人気。

<リングのデザインタイプについて>

エンゲージリングのデザインにもいくつかのタイプがある。それぞれ特徴と、どのようなシーンで着けたいのかなどを考えながら選んでいきましょう。

★デザインのタイプ

【ソリティア】

ひと粒石のリングのこと。石の美しさが際立つ、エンゲージリングの定番デザイン。6本爪ならエレガント、4本爪ならスタイリッシュと、爪のデザインひとつで印象が変わってくる。

【S字・V字・U字】

アルファベットの「S」「V」「U」の字にカーブのついたリングのこと。S字はフィット感に優れ、V字、U字は指を長く見せる効果がある。

【パヴェ】

アームに小粒のダイヤモンドを隙間なくあしらったリングのこと。パヴェとはフランス語で「敷石」を意味する。

【モチーフ】

花やハート、リボンなどをデザインしたリングのこと。ファッション性の高さが特徴的。

★その他のバリエーション

【セットリング】

エンゲージリングとマリッジリングがセットになっていて、重ねづけができるデザインのもの。

【エタニティーリング】

ダイヤモンドがリングを一周したデザイン。ハーフタイプもあり、こちらは一周タイプよりも値段がお手ごろ。

<ダイヤモンドの4Cについて>

ダイヤモンドにはランクがあり、品質次第で価格も大きく変わる。ダイヤモンドの品質は、カラット(重さ)、カラー(色味)、カット(研磨状態)、クラリティ(透明度)の4つの要素で評価され、これらの頭文字をとって「4C」といわれている。

<予算について>

男性が女性に贈るものなので、予算は男性次第。女性からはなかなか聞きづらいものの、事前に予算を確認しておけば、下見に行った際に話がスムーズ。平均予算は30~40万円程度。5万円程度なら予算を超えても購入するというカップルが多いみたい。

<手配方法と特徴>

指輪の手配方法は、以下の3パターンが基本。ほかにも、男性の母親や祖母から譲り受けた指輪をエンゲージリングにリフォームするといった人も。

◆既製品

サイズ直しの必要があったり、取り寄せになる場合があるので、遅くとも受取り希望日の1カ月前には決定を。

◆セミオーダー

ダイヤモンドなどの石とリング枠を組み合わせて選べるオーダー方法。予算に合わせて、石の大きさや品質を選ぶことも可能。発注してから完成するまでの期間は1~2カ月ほど。

◆フルオーダー

理想のリングをプロのスタッフがデザイン画から作成してくれるフルオーダー。自分だけのオリジナルな指輪を作れる一方、時間はかかる。最低でも受け取りたい日の3カ月前にはショップへ相談を。

<選ぶ際のチェックポイント>

◆サイズ

大きめのサイズを選ぶのは、リングを紛失する原因にもなるのでNG。リングが心地よくフィットするベストサイズを購入するようにして。計測は必ずスタッフにお願いしよう。将来、サイズが変わりそうで心配という人は、サイズ直しができるデザインを選ぶと安心。地金に模様のあるリングやエタニティータイプはサイズ直しが難しい場合があるので、ショップスタッフに確認を。

◆着け心地

デザインや品質と同レベルでチェックしたいポイント。リングの縁が指に当たって痛くないか、指どおりはスムーズかなど、試着の際にしっかり確かめて。

◆受け取り日

受取日の確認は、購入時に必ず確認を。サイズ直しや刻印などを施す場合、購入してすぐに受け渡しということはほとんどない。結納などが迫っているときはとくに注意して。

◆アフターケア

リングの洗浄やキズ直しなど、各ショップごとにさまざまなアフターケアが用意されている。リングを美しく保つためにも、定期的な検査は不可欠です。