「お母さんと同じ″出立ち〟でお嫁に行くのが夢でした」と振り返る新婦・麻美さん。

式当日、実家で家族に見守られながら花嫁への身支度を整え、式場へ向かったそうだ。

出立ちは、玄関を出る際に花嫁が後ろ向きで出るのが慣しだが、お母様も後ろ向きで出ようとして感動よりも笑いの旅立ちに。

和の心を大切にするふたりは、神前式にて親族のみならず友人や同僚にも見守られる中、永遠の契りを。

「琴の演奏や巫女の舞などもあり、感動的な式になりました」と大満足。

挙式後は中庭で記念撮影タイムをゆっくりととり、思い出とカタチに残る人生最高の日になったようだ。



おふたりが何よりこだわったのは「一人ひとりに感謝の気持ちを伝えること」。

披露宴は両家の両親とともに行なった迎賓に始まり、料理人がその場で揚げるあつあつの天ぷらを振舞ったり、すべてのテーブルに夫婦鶴を用意する徹底ぶり。

また、新婦のアイデアで作成したウエディング新聞やゲスト全員が登場する手作りDVDは、ふたりの自己紹介を兼ねた心温まる出来映えで、ゲストにも好評だったようだ。

もちろん、遊び心も忘れずに。

紋付袴姿で模造刀を使って豪快にケーキ入刀を行なったり、新郎とメイドの恰好をした友人が入場したり。

新婦とお父様の感動的な入場シーンとのギャップがおもしろく、笑いあり涙ありのステキな結婚式になった。