新郎の衣裳を決める

投稿者: | 2017年8月4日

新郎の衣裳は衣裳は、会場の衣裳室や、ドレス専門ショップ、メンズ専門店などで探す。新婦がどんな衣裳を選ぶかによって、新郎の選ぶ衣裳も大きく変わってくるので、新郎は、新婦の衣裳が決まってから選ぶようにしよう。結婚式が春や秋などのハイシーズンの場合、レンタルで人気の衣裳は早々に予約がいっぱいになるので、3カ月前には決めるつもりで下見に出かけるように。

<選ぶ際のポイント>

気をつけたいのは「格式」と「バランス」。親族や会社関係者の多い結婚式なら正礼装、カジュアルなパーティなら準礼装と、披露宴の格式や会場の雰囲気に合わせ、新婦のドレスとのバランスも考えて選ぶことが重要。下見には、新婦が試着した際のドレス写真を持参するように。

<予算について>

平均予算はレンタルで1着10万円前後。パックプランに衣裳が含まれていたり、提携ショップの割引があるなど、会場の特典によってはリーズナブルになることも。パックプランの場合は、小物がどこまで含まれているのか確認することを忘れずに。

<洋装について>
日本ではドレスコードにとらわれず選ぶことが多く、ディレクターズスーツやモーニングの原型であるフロックコートが人気です。

【モーニングコート】

昼の式と披露宴に用いられる正礼装。モーニングコートは、黒かグレー、もしくは白のベストを着用する。ワイシャツは白か黒のストライプで、シルバーかグレーのアスコットタイをしめる。足元は黒い皮靴に黒の絹の靴下。カフスやタイタックなどの小物には、パールまたは白蝶貝などを選び、ブートニアや白のポケットチーフを左の胸元にあしらう。
 

【フロックコート】

膝下まである長い着丈が特徴。現在はカジュアルなタイプも多く、シングルボタンのものも増えている。立衿シャツ、ベスト、アスコットタイを合わせるのが基本スタイル。
 

【ディレクターズスーツ】

上着は黒かダークグレーのシングルまたはダブルボタン。パンツは、グレーで縞柄のストライプ、裾はシングルが正式なスタイル。シャツは白のレギュラーカラーで、袖はダブルカフスのものを選ぶ。タイは、シルバーかシルバーグレーのタイ、またはアスコットタイをしめて。上着がシングルの場合は、必ずベストを着用するように。靴は皮製かエナメルの黒のストレートチップが基本で、黒か白黒の縞柄の靴下を合わせます。カフスにはパールや白蝶貝などを用い、ポケットにはシルクや麻素材のチーフを挿す。
 

【燕尾服(テールコート)】

本来は夜の正礼装で、夜の式と披露宴に着用するのが正式なスタイル。ベストは衿付きの白、ワイシャツはウイングカラー、タイは白か黒の蝶タイ。足元はエナメルのオペラパンプス、黒の絹の靴下を着用する。カフスやタイタックなどの小物には、パールか白蝶貝などを用いるように。ポケットには、白いポケットチーフやブートニアをあしらう。
 

【タキシード】

上着の色は黒かグレーで、カマーバンドをつける。シャツは白いドレスシャツ、ネクタイは黒の蝶タイが基本。足元はエナメルのオペラパンプス、タキシードの色に合わせた靴下を身につける。小物のカフスには黒蝶貝かオニキスなどを選び、あしらいに白いポケットチーフまたはブートニアを合わせる。
 

<和装について>

新郎の和の正装は「紋付羽織袴」で、挙式・披露宴で着用できる。羽織は黒羽ニ重の染め抜き五つ紋付きのものを着用する。レンタルで揃える場合は、家紋を調べてから注文を。正礼装では、羽織と対の着物を合わせるのが基本で、仙台平(せんだいひら)の袴か、博多平(はかたひら)の縞の袴を合わせる。扇子は白を選び、足元は白足袋と、鼻緒が白の畳表の草履が正式。