新居を探す

投稿者: | 2017年8月4日

結婚後の新生活のベースとなる新居は、これから始まるふたりの暮らしを左右する重要な要素。通常の新居探しは3カ月前程度が一般的ですが、結婚に伴う新居探しは、結婚準備と同時進行になるため、4~6カ月前にスタートするのが理想的です。引越しは、時間的に余裕がない式の直前直後ではなく、挙式の1ヶ月前ぐらいの行うのがおすすめ。先に彼だけが住み、結婚式後に同居をはじめるという方法もあります。

<新居選びの段取りスケジュール例> 

結婚式の4~6ヶ月前
希望条件の整理&情報収集をする

3~4ヶ月前
不動産会社をあたり、物件を探す
物件の下見をする

2ヶ月前頃
物件を決定する

1ヶ月前頃
契約をする
引越しをする

結婚式

<希望条件の整理>
まずは、ふたりのライフスタイルを考えることからスタート。共働きを続けるか、子どもをすぐにつくるか、どんな暮らし方をしたいか、などです。ライフスタイルを整理したら、それをふまえて希望条件を整理。優先順位をつけて、それにマッチする新居を選ぶようにしましょう。
●住居費
毎月いくらの住居費を払えるのか、割り出しておきましょう。賃貸なら共益費や駐車場代も忘れずにカウントを。目安は収入の25~30%で、収入が30万円なら9万円程度となります。なお、賃貸、購入ともに契約時にかかる費用も忘れずに考えましょう。
●住居タイプ
持ち家か、賃貸かが大きな分かれ目。結婚当初は賃貸にして、ふたりの暮らし方が定まってきたら、改めて自分たちにふさわしい住居を考えるのがひとつの方法です。ただし、年齢によっては購入を考えたほうが良い場合も。二世帯住宅などの選択肢もあります。
●エリア
まず考えたいのが通勤の利便性。共働きであれば、双方の通勤を考えるようにしましょう。一方、「海の近く」「緑が豊富」など周囲の環境を重視し、オフタイムを充実させるという考え方もあります。
●間取り
現在は女性も男性も自分の所有物が多く、また、結婚後もある程度プライベートな時間を持ちたいと考える人が増えています。こうした面も考慮し、ふたりに合った間取りを考えましょう。特に趣味がある場合は、例えば、料理が趣味ならキッチンが広いところ、ガーデニングが趣味なら庭やベランダが広いところを選べば、新居の満足感がさらにアップするはず。
●設備
共働きで入浴時間が異なる場合は追い炊き機能付き浴室、セキュリティ面が気になる場合はオートロックやTV付きインターフォンなど、ライフスタイルに合わせて優先させたい設備を考えましょう。
●日当たり・風通し
日当たりも風通しも悪いと、ダニやカビなどが発生しやすくなるなど、健康面に栄養を与える可能性があります。一方、同じ建物内の同じ間取りでも、日当たりが良いと家賃が高くなるという面も。どちらを優先するか判断を。
●階数・位置
マンションの場合は何階が良いか、ある程度考えておきましょう。一般的には日当たりや眺望が良く、防犯面での安心感も高い上階ほど人気が高く、同じ間取りでも家賃・価格が高い傾向にあります。なお、同じ階でも角部屋は人気があるため、家賃も高め。
●    その他
車が移動手段として必須のエリアに住んでいる場合は、駐車場が不可欠。また、ペットを飼っている人、飼いたい人なら「ペット可」という条件が必須。その他、築年数、建物の構造などの希望条件がある場合は書き出しておきましょう。

<物件を探しの手順とポイント>
新居の希望条件をチェックして優先順位をつけたら、物件探しを開始。迅速に進めて、気に入った物件を逃さないようにしましょう。

★物件探しの手順とポイント
●情報を収集する
インターネットなどを活用し、エリアの家賃相場などの知識を頭に入れておくようにしましょう。エリアの雰囲気や周辺施設などの情報もチェック。住んでいる人に聞けば、より確実な情報が得られます。

●不動産会社をあたる
特定のエリアで探したいなら地域密着型の会社、より広いエリア・沢山の物件から選びたいなら多くの支店を持つ会社がおすすめ。相談する際は希望条件と優先順位を伝えておきましょう。夕方以降の混む時間を避けて訪ねたほうが、丁寧に対応してもらえるはず。

●下見をする
気に入った物件は下見をして厳しくチェック。扉や窓などは必ず開閉して確認を。窓の外の状況、収納の広さ、コンセントや電話端子の位置、日当たり、騒音等もすべて確認しておきましょう。周辺環境は実際に歩いてチェック。昼と夜とでは印象が変わることもあるので、昼夜2回は下見を。

●決定・契約する
下見をして問題がなければ、すぐに申し込みをしましょう。申し込みをすると、不動産会社は他の人への物件の紹介をストップさせます。決断したらできるだけ行動は迅速に。賃貸住宅の場合、申し込み後に入居の審査があり、およそ1週間~10日後にいよいよ契約となります。